空き家・空き部屋の荷物を処分するには?業者を利用する場合との違いも解説
空き家の管理において、残された荷物の処分は避けては通れない課題の1つです。貴重なものも不要なものも混在しているため、どこから手を付ければよいか分からず悩んでしまう方も少なくありません。そこで本記事では、空き家の荷物を処分する手順を具体的に解説します。今回紹介する内容を参考にして、空き家の荷物を効率的に片付けましょう。
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空き家に残っている荷物を自分たちで処分する方法
空き家の荷物を自分たちで処分するのは、時間と労力がかかる大変な作業です。業者に頼らないことで、費用を安く抑えられるだけでなく、思い出の品を確認できる機会にもなります。ここでは、空き家に残っている荷物を効率的に処分する方法について解説します。手順を把握したうえで計画的に進めましょう。
荷物の仕分け
空き家に残された荷物を処分する際にまず行うのが、仕分け作業です。残された荷物全体を見渡し、必要なものと処分するものに分類します。家族や関係者と相談しながら、貴重品、実用品などを見つけ出し、安全な場所に保管しましょう。一方で使用する予定の無い家具や家電、古い衣類などは処分対象になります。仕分けを進める時は、部屋ごとやカテゴリーごとに分けて作業を行うと効率的です。
不用品の仕分け
処分するものが決まったら、その後の処理方法によって不用品をさらに分類します。まだ使用できる家具や家電は買取サービスやリサイクルショップへの持ち込みを検討しましょう。50年以上のアンティーク家具や骨董品は、買い取ってもらえる可能性があります。使用可能な日用品や衣類は、地域のボランティア団体に寄付をする選択肢もあります。不用品として廃棄しないため、環境にも優しい方法ですが、どこの家庭にもあるものは、皆が持ち込むので引き取ってもらえないことも多くあります。団体との交渉、選別して運搬することも自分で行うことが基本です。十分な時間的ゆとりを前提に計画的に実施しましょう。
不用品の処分
買取や寄付が難しいものは、自治体のごみ回収サービスや不用品回収業者を利用して処分します。自治体の回収サービスを利用する場合は、自治体のルールに従って一般ゴミ、粗大ゴミ、資源ゴミなどに分別しなければなりません。ゴミは、指定された日時に自分で指定の場所に運び出さなければなりません。自分で運び出せない大型家具や大量のゴミがある場合は、不用品回収業者に依頼すると迅速に作業を終わらせることができ便利ですが、多くの場合、「仕分け」作業は手伝ってもらえません。この点に気をつけて業者を選定する必要があります。
また、廃棄するにはもったいない家具や衣類が出てきた場合は、ゴミとして捨てるのではなくリサイクルショップやフリマアプリで売却するのもおすすめです。ただし、持込方法や、出品、発送の手間、トラブル対応など、それ相当の時間と労力が必要となることをよく踏まえて行動する必要があります。アンティーク家具や骨董品、コレクション品などは、時間に余裕があれば専門店に持っていき、査定してもらいましょう。
部屋の掃除
荷物を全て処分したら部屋の掃除を行います。長期間人が住んでいない空き家は、ホコリやカビ、湿気が溜まりやすいため隅々まで掃除しましょう。掃除機やほうき、モップ、雑巾など、複数の掃除道具を使用して床や壁、棚の上をきれいにしてください。掃除中は窓を開けて換気も忘れずに行いましょう。通常のお掃除では落としきれない汚れや臭気が残っている場合は、「ハウスクリーニング」業者を頼みましょう。短時間で見違えるようにきれいになるはずです。
空き家に残っている荷物を業者に依頼して処分する方法
空き家の荷物を自分たちで処分する時間がない場合は、専門の業者に依頼する方法がおすすめです。不用品回収業者は、スピーディーに荷物を処分できるため、大量の荷物を短期間で処分したい場合に適しています。しかし、荷物の「仕分け、選別」を手伝ってくれる業者が極めて少ないので、その点をよく確認する必要があります。アクト片付センターは、お客様と共に作業する形で「仕分け、選別」を任せられる業者です。
業者を選ぶ時は、見積もりを取って費用を確認するだけでなく、サービス内容や実績を比較し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。質の高い業者であれば、品物を丁寧に扱いながら、効率的に進めてくれます。
空き家を有効活用するためにいらない荷物を処分しよう
本記事では、空き家の荷物を自力で処分する手順と業者を活用して掃除する方法を解説しました。どちらも特徴は異なるため、空き家や個人の状況に合わせて選択することが重要です。空き家の状態を改善し、新たに活用するためにも、今回紹介した内容を参考にし、不要な荷物を適切に処分しましょう。
空家の活用・改善等で利用できる各種支援制度
各自治体には空家の活用・改善等で利用できる支援制度等があります。
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