引っ越しの準備をしていると、古くなった大型家具や壊れた家電製品など、新しい家には持って行かないものが見つかる場合があります。しかし、このような不用品の中には、一般ゴミとしては捨てられないものも多くあるため、正しい処分方法を把握しておかなければなりません。

本記事では、引っ越し時に出る粗大ゴミの具体的な処理方法と処分する際に注意すべき点について解説します。引っ越しの準備をスムーズに進めるためにも、今回紹介する内容をぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間：3分

引っ越し時に出た粗大ゴミを処分する方法

引越しの際に発生した粗大ゴミを処分する方法はいくつか存在します。予算や処分する品目、時間的な制約などさまざまな要因によって最適な方法は異なるため、各処分方法の特徴を理解したうえで自分の状況に適したやり方を選択することが大切です。ここでは粗大ゴミを処分する方法を5つ紹介します。

自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する

自治体が提供する粗大ゴミ回収サービスは、一般的で信頼できる処分方法です。事前に電話やインターネットで申し込みを行い、指定された収集日に所定の場所にゴミを置けば回収してもらえます。料金はゴミの種類やサイズによって若干の差がありますが、他の方法に比べて安価で処分できるのでおすすめです。

ただし収集日までに時間がかかる場合があるため、引っ越しのスケジュールに合わせて計画的に申し込む必要があります。

不用品回収業者に依頼する

引っ越しまで時間がない場合や大量の粗大ゴミがある場合は、不用品回収業者を利用すると便利です。急な依頼にも柔軟に対応してくれるだけでなく、スタッフが大きな家具や家電製品を運び出してくれるため大幅に手間が省けます。ただし料金は自治体のサービスに比べて高額になることが一般的です。

引っ越し業者に依頼する

多くの引っ越し業者では、粗大ゴミや不用品の回収サービスをオプションとして提供しています。処分の手続きや、家具の運び出しを自分で行わなくて良いため、効率的に引っ越しの準備が進められます。ただし業者によっては対応していない場合や料金が高額になる可能性もあるため、事前に相談して見積もりを取りましょう。

買取サービスを利用する

状態が良くまだ使用できる家具や家電の場合、リサイクルショップやオンライン買取サービスを利用して売却できる可能性があります。買取サービスを利用すれば、処分費用を抑えられるだけでなく、収入を得られる可能性もあるため、引っ越し費用をできるだけ抑えたい方には魅力的な選択肢です。

知人に渡す

まだ使える家具や家電であれば、必要としている知人に譲ることで手軽に処分できます。譲る場合は相手に迷惑がかからないよう、状態やサイズなどの情報を事前に伝えておくことが大切です。最近では、面識が無くても近所に住んでいる人の中で譲り先を探せるサイトもあるのでぜひ活用してみてください。

粗大ゴミを処分する際の注意点

粗大ゴミを処分する際は、ゴミの種類に合わせて適切な方法で処分することが大切です。家電リサイクル法の対象となる冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコンなどは、一般の粗大ゴミとは異なる方法で処理を行うため、自治体の粗大ごみ回収では引き取ってもらえません。そのため、引き取り可能なリサイクル業者や販売店を予め調べておく必要があります。

また、粗大ゴミや不用品を回収してもらう日程を立てる際にも注意が必要です。引っ越し日直前に処分を依頼すると、引っ越し日までに粗大ゴミを回収してもらえない可能性があるため、早めに手続きを行うことをおすすめします。

適切な方法で粗大ゴミを処分しよう

本記事では、引っ越し時に発生する粗大ゴミの具体的な処理方法と注意点について解説しました。引っ越しは新しいスタートを切る絶好のタイミングです。不用品を適切に処分することで、新生活を迎える準備が整います。今回紹介した自治体や業者のサービスをうまく活用し、法律やマナーを守った処分を心がけましょう。

業者に依頼するときのポイント